NEWS

クラウドHEMSの可能性を広げる

従来のHEMSは消費電力の可視化がメインである。

自身の創ったSmart2030零和の家®に2年も暮らしてみて住宅設備とHEMSのギャップを感じずにはいられなかった。
各設備メーカーなりにアプリをダウンロードして「外出先からもオン、オフや微妙な調整ができるから便利!?」が売りでしかない。

「うーん。それで。」が正直な感想である。

「ホワイト・リスト」という単語はご存知だろうか?メーカー独自が創ったエコーネットライト規格にあるIoTで制御する機能のノウハウとでも言えばよいのか?

この家は、太陽光発電できない朝、朝食の消費電力は蓄電池、出動前のEV車から供給される。
家族が外出した後は、まずエコキュートの湯増しを我が家に棲む「省エネの達人®(AI)」が焚き上げを開始する。蓄電池の残量を覗き、雨ならJEPX(日本卸電力取引所)が昨日発表した今日の電気料金の最安値を選び、晴れなら太陽光発電で湯増しする。
原発の発電制御不可の深夜電力(3.11以降2倍)で湯増しするが、ここ新潟の冬は水温が低いうえに保温時間も長くなる。まさに省エネできない。
通常一般電力会社は昼高く、夜やや安いオール電化料金である。

AIは毎日、太陽光発電が発電できる日中に勝負に出る。
天気予報は外れる。リスクとの戦いである。昼高い電力会社では外れた時に高い電気での湯増しは避けたい。
スケジュールは誰だって変わる。AIの予想を裏切って昼間、EV車が家にいる時もある。そんな時には任意に充給電時間を変えたい。
寒いエリアはエアコンは夜中じゅう使用する。朝、通勤に使用するEV車の電気は残しておきたい。
ZEH基準で一次エネルギーを削減して、省エネ化は常識。
日中はいかに電気を蓄えるか。いかに発電できる屋根を創れるか?

そしてFIP制度を見据えた市場価格が高い時に蓄えた電気を売れるという株式市場のようなスマートハウスを供給する。

私の野望に終わりはない。

一覧ページへ戻る